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住み継ぐ人々

使えるものはそのままに。新旧の素材と自分たちの好きをミックスさせて。

使えるものはそのままに。新旧の素材と自分たちの好きをミックスさせて。

2年半前に中古物件をご紹介させて頂いたS様。リノベーションが完了し、お住まい開始から1年目を取材させて頂きました。

こちらのお宅は元々築49年と思えないほど状態の良い物件で、広い敷地に2階建ての倉庫、庭つき。それに市内の便利な立地にありながら北側に岩山が隣接しているという珍しい物件でした。

使える素材はそのままに、間取りも大きくかえていませんが、シンプルで気取らない、温もりのある空間。S様ご家族と家がぴったりマッチしていて、とても素敵でした。

 

引っ越ししてから生活は変わりましたか?

子どもたちがのびのびしています。飛んだり跳ねたり、大きい声を出しても叱らなくてよくなったから。庭や畑もあって楽しめています。

 

中古物件のリノベーションを選択してよかったと思いますか?

はい。最初からそのつもりで中古物件を探していました。

もともと、使えるものを壊して新しく建てるというスタイルがあまり好きではなくて、あるものを利用できるのであれば利用したかった。予算もリノベーションの方が抑えられるから。

 

既存の建付けを結構使用していますが、残すときの判断はどのようにされましたか?

間取りを決めてから、使えるものは使おうと決めていました。トイレのドアなどは他で使っていたものをずらして使用しています。たまたま趣味に合っていたので。もし趣味じゃないものなら変えていたと思いますが。

物件選びの決め手はなんですか?

まずは場所。夫の実家に近いこと、広さ、お庭と畑が欲しかった。サイクリストやお遍路さんをいつかは泊めたいと思っていたので、倉庫があったのも魅力の一つでした。

前から他の物件も見ていたのですが、この物件を見て“ここだ!”と。すべてがあると思える空間でした。他に見ていたところは小さかったり、横の家との距離が離れていなかったり。それに分譲地よりは昔っぽい昭和の方がなじみがありました。

リノベーション物件をご家族で満喫されていました。

S様邸は休日に前を通ると、よくイベントをされています 笑

ある日は庭で手作り流しそうめん。ある時は、庭に机を置いて朝食を。

今回見せて頂いた、裏庭の家庭菜園や日当たりのいい玄関前の手作りメダカ水槽も。

倉庫に並べられた工具を見て「ここで制作されているのか」ほっこりしました。

お兄ちゃんの勉強机。親戚のおじさんが使っていたものをリビングに置いた、と。

「うそでしょ!?めっちゃ合ってる!」とびっくり。元々センスのいいS様ですが、センスのいい温もりのある空間でした。

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