seeについて
ねころぶ。
だきしめる。
つながる。
肌心地のいい家、
めぐりに気づく暮らし。
めぐりに気づく暮らし。
seeは古物件にまつわる、さまざまなことに取り組んでいます。 いろいろな事情があって住まわれなくなった「家」や「土地」。 それらの魅力を見出し、伝えること。 そして、必要とする新しい住まい手に、きちんとした形で届けること。 このふたつを活動の大きな柱としています。
古物件には、新築の住宅にはない魅力がたくさんあります。 土間・縁側といった趣のあるおおらかな空間や、 自然の光がもたらす温もりのある雰囲気、 広い庭で長い年月を経た樹木や果樹、 贅沢な材を使った職人の技etc…。 それらの良さを残しつつ、キッチンやお風呂といった設備を最新のものでリフォームすることで、現代の住まいにはない「肌心地のいい家」を実現することができます。
けれども、古民家のつくりは現代の住まいと大きく異なっています。 いざリノベーションしようとなると、住まい手はもちろん、 住宅や建築のプロでさえ戸惑うことも多いのが実情です。 また、相続の問題も複雑に絡み合っていることもあります。
味わいある住まいを新しい住み手に繋いでいくためには、 古民家リノベーションの実績がある建築家や工務店や 不動産の知識を持ったプロの力が必要です。 seeは古民家再生に関わるさまざまな人々をつなぎ、 住まいの選択肢として古民家を身近に感じてもらいたいと願っています。
seeができること
1.物件のマッチング
「買う・売る・貸す・借りる」それぞれのニーズに合った古物件を紹介します。 また、壊すしかないと諦めている所有者の方、古物件に関するさまざまな利用方法を提案いたします。2. 業者のマッチング
建築士、工務店、不動産業者の紹介や 相続手続き、所有権移転の手続きや、利用できる補助金の紹介なども行います。3. 共感とサポート
不動産屋に飛び込んでも趣のある物件はなかなか現れないし、時には変わった人扱いされることも…。古い物件をリフォームして住みたいという人の気持ちに共感して、プロとしてしっかりサポートいたします。seeは失敗の経験から、
始まりました。
私が古物件と新しい住まい手をつなぐ活動をするようになったのは、自らの失敗の経験が大きなきっかけとなっています。 看護師として働いていた20代の頃、山の上にある味わいのある古い一軒家と、そこからの眺めに一目惚れしました。 当時は不動産や建築に対する知識が何もなく、物件の下見も納得するまで行わないまま「なんとなく良さそう」という思いだけで購入しました。 それが、ひどい欠陥住宅だったのです。 下見の時に見ることができなかった不自然な闇の間は大幅に傾いており、大きな地震がきたら倒壊の危険がありました。 結局裁判となってしまい、不動産の知識がないため悔しい思いもたくさんしました。
そして一念発起し、宅地建物取引主任者の資格を取得。 ほどなくして看護師を辞め、不動産業を生業とするようになりました。 宅建主任者として、さまざまな不動産物件に携わりました。
そんななかやはり惹かれるのが、味わいのある中古物件。 自らの自宅と事務所も、広い庭と築50年の母屋と築70年納屋のある空き家をリノベーションしました。 1回目の不動産購入で苦い経験をしたので、次は失敗をしないよう、購入前から建築家や工務店の方に相談をし、購入後もたくさんの対話を重ねました。 そうしてできあがった自宅も事務所も、お気に入りの空間となりました。 (→自邸購入とリフォームの話)
こうした自らの経験を生かして、 古民家や中古物件に住むという選択肢を広く伝えていくため全力でバックアップいたします。